7日、「南京大虐殺辞典」第1巻の出版記念式典が、南京大虐殺記念館で挙行された。第12次五カ年計画(2011-2015年)重点出版計画プロジェクトの一つに指定された「南京大虐殺辞典」は、計4巻構成、約8千語が収録された、中国初の南京大虐殺に関する事項のみを掲載した歴史辞書である。
「南京大虐殺辞典」には、南京大虐殺記念館、侵華日軍中南京大虐殺史研究会、中国第二歴史档案公文書館など複数の科学研究機関・文書保存機関および日本・米国・ロシア・ドイツなど10カ国あまりの専門家60数人が、共同で編纂に携わった。 第1巻の内容は、「大虐殺前」で、日本の戦闘機による爆撃、南京空中戦、日本軍による南京侵攻、南京安全区および難民キャンプの設営、南京防衛戦、南京陥落の6部で校正されている。
南京出版伝媒集団の担当者によると、「南京大虐殺辞典」第2巻から第4巻は、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年を迎える2015年に、続々と出版される予定という。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月8日